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スポーツカーの発想で作ったミニバン
新型になってよりプレマシーのラインを強調した大型になった。
3列シート、もちろん低床フロアのロングホイールベース、そしてスタイリッシュと言う点ではマツダのDNAを継承している。また「グレード全てに快適な空間を」と謳っている。エンジンは2.3リッターNAとターボ、いずれも4気筒となる。
両側後部は電動スライドドア。開閉スピードも若干上がった。シートは例によってかなり凝っている。2列目のシートは横にスライドしたり、あるいはオットマンをつけてちょっとした休憩ができる。
ただ、前席との間隔がバカみたいには広くないので、ちょっと前端を持ち上げながらオットマンを使って休む形になる。ヘッドレストに工夫が凝らされているので、頭を休ませる格好にもなるが、ワンタッチでこの姿勢に持っていければさらによいだろう。
3列目のシートは、長時間はともかく、比較的ゆったりしていて余裕がある。 シートはきれいに収まってくれるし、荷物の収納も楽に出来る。
NAは163PS、21.4kg-mというエンジン。ミニバンとしてはこれで充分だ。
こちらは4速のオートマチックで、100km/hでは約2,500回転のエンジン回転となり、クルージングレベルではノイズは抑えられている。
ターボチャージャーはさすがにパワーがあって、245PS、35.7kg-mがあり、トランスミッションは6速のオートマチックになる。4WDではスペースの関係もあり、5速オートマチックになる。6速でも変速が頻繁になるという弊害はあまりなく、わずらわしさは感じない。むしろ、ターボチャージャーは低回転からトルクが出ているので、大排気量的な走りでなかなか気持ちがいい。
ボディ剛性は比較的高くてシッカリしている。ただしセカンドシート以降はブル感が若干あったが、テスト車だけかもしれない。
ステアリングの重さは若干重め。ビルトアップ感、(ハンドルを切っていったときの重さの感覚)は重くなり、手ごたえ感がある。ハンドルに応答するに従って素直に曲がっていく感覚はマツダらしい。応答性、手ごたえ感は少し高めについている。ミニバンであればゲインはこれほど高くないのが普通だが、マツダは走りを標榜するということで高めの設定だ。
反面直進安定性のドッシリ感というものはもう少し欲しい気がする。ミニバンというのはドーンとまっすぐ走って欲しいものだが、どちらかと言うと、より乗用車的なスポーティな雰囲気を持っている。
サスペンションはフロントはストラット、リアはマルチリンク。従って乗り心地もそれなりに良い。
ブレーキはなかなか踏力とストロークのバランスが良く、とくに良いのはピッチング感が少ないところだ。これはいい味を出しているなぁ、と感じるところ。ブレーキング時の姿勢安定については2,950mmという長いホイルベースということも含めて、優秀だ。ただしハンドルを切ったときのロール、これはピッチング性能に比べると、若干動きが速い。
マツダスピードのチューニングに関しては、サスペンションがチューニングされ、車高も低い。
コーナリング自体はかなりいいのだが、リアからの突き上げ感が強いので、2列目3列目に乗っているとちょっと辛い部分がある。
インパネ自体はかなりモダンになっていて、室内の造りこみも丁寧だ。ただ、シフトレバーがコラムになっているのだが、ちょっと位置が唐突で、人間が横に動いたときに若干邪魔になるかなという感じがする。
パーチウッド等のインテリアはかなり高級感があっていいと思うが、ベース車両の部分になると、もうちょっと何か色気が欲しいなぁという感じはあるが、さすがマツダの車だけあってなかなか良くできているなぁと言う感じがする。
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