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フレンチホットハッチの真髄
従来のC2に追加されたホットバージョンで、スポーツモデル。
もともとが、かなりショートホイールベースで、2,315mm。全長は3,670mmという非常にコンパクトなボディになっている。
これまでラインアップされていたのが1.6VTRのセンソドライブ、1.4VTRのセンソドライブ(センソドライブとはセミマニュアルのこと)に対して、今回登場したのは1.6のVTS5速マニュアル。
このVTSは125PS、14.6kg-mになっていて、従来のVTRの110PS,15.3kg-mに対してさらにパワーアップしている。またファイナルギアレシオも下げられているのでスポーティでよりダッシュのいいセッティングになっている。
コンパクトなスポーツハッチというか、このクラスの車としては国産車ではスイフトなどのいい車もあるのだが全体的には元気のないクラスになってしまっている。
日本に導入されるヨーロッパのコンパクトカーの良いところは、キビキビ感であるとか、運転して楽しいという部分であり、なかなか魅力が溢れている。
とくにシトロエンのこのクラスは今までなじみがなかっただけに、さらに個性を明快にしようという意図が明確に伝わってくる。
最高回転6,500回転で125PSは、それほどエンジン回転を回しているわけではないので、比較的トルクが下のほうから出ていることを意味している。結構使いやすいエンジンだ。スポーツモデルといっても通常の運転でも全く問題はない。エンジンリミッターは7,200回転で行われる。シフトのフィーリングも、カチリ、カチリと入ってくるので、なかなか気持ちがいい。
サスペンションではVTRに対してロール剛性を高めるために、スタビライザーがVTRの口径20mmに対して21mm。スプリングレートもそれに合わせてアップされている。
動きとしては意外なことにVTRよりしなやかな動きをするので、よりシトロエンらしい動きになったなぁと感じる。とくにタイヤが195/45R16という太いタイヤを履いているので、ワンダリング、ハーシュネスともに期待をしていなかったが、VTSは普通に使っても気持ちよく走るという印象だ。
電動アシストのステアリング・レシオは16.2。ロック・トゥ・ロックはVTRの3回転に対し2.6回転と、クイックな設定になっている。
このようにキビキビ感のある走りを持ち、良好なコーナリングトラクションがあるので、アクセルを踏めばぐんぐん前に出て行く。アクセルオンオフに対するクルマの挙動に関しても、セオリーどおりの動きをするので、タックインも使え、しかも安定感もある。結構クルマの運転をわかってる人が設計しているなということが窺えて気持ちがいい。
エクステリアはスポーティで、誰が見てもオッという感じを持つだろう。インテリアはデザインは面白いが、高級感はない。質実剛健というか、シトロエンらしい作りになっている。
リアシートに関してはあいかわらず狭い。スライドはするし2人乗車は出来るが、それほど広くない。折りたたんでラッゲージスペースとして使ったりするイメージだ。2人プラスαという感じで使ったほうがこのクルマの場合は正解だ。
1. 6VTSは230万円という価格設定になっていて、これにレザーシートやフロント
シートヒーターなどをつけると10万円アップ。サンルーフは95,000円。
車重は1,100キロと、125馬力でも十分楽しめる。ステアリングの応答性、ライントレース性、きっちりとしたグリップ感というよりもキビキビ感、これが強烈に出ているのがシトロエンC2VTSだ。
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